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味覚の赤ちゃんがえり 

赤ちゃん


味覚の赤ちゃんがえり
    西村震哉著「食生態学入門」を読んで

五感の中で最もいのちを維持していくために直接関係する感覚です。そして、味覚はほのかな甘味を持っている母乳哺育で育っていくと大変微妙な味覚感覚が育っていきます。

それでは、女性の味覚と男性の味覚には差があるのだろうか?
地域差はあるのだろうか?

田舎で生活していると非常に味の濃い穀類や野菜を手に入れることができるので、微妙な味加減が身についていきます。一方都会生活をしていると、複雑な味を体験する機会が多いために味の濃い甘味、塩味、辛味などを小さいうちに体験させられてしまいます。最近はそれに加えて人工の調味料が多いために、味覚が化学的に再構成されている場合が多く見られます。

例えば、玄米菜食を高齢者(70~80歳)に食べさせようとしても
・噛むための歯が入れ歯になっていて玄米ごはんを噛めない
・塩気のきつい副食では、血圧が上がってしまう場合が多い
・てんぷらなどの油を多く使う煮物が苦手
などでなかなか受け入れられない場合が多いです。

10年以上前に東北地方で老人ホームの賄いを担当した友人は、入所者の老人達が食事を残し残飯が増えて、普通食にして欲しい希望者が増えた為、一般の栄養士が採用されて、典型的なマクロビオティックの食事は忌避されてしまったのです。

また、山梨の曹洞宗のお寺で5年半にわたって料理教室を開きましたが、先代の80歳を超えてお元気な和尚さんは、「玄米食は結構です」と言ってからだに合わないから駄目ですと拒否されたこともありました。

本来味覚は母系で受け継がれていきます。台所で調理担当をするのは一般的に女性だからですし、遡って考えてみると、母親に育てられて大きくなる過程で、母親の味付けが身についていくわけです。
日本CI協会に在籍中に疑問がありました。
スタッフの諸先生方はみなさん甘いものがお好きでした。
また、玄米菜食を長期にわたって実践していくと、必ず甘いものを一気に大量に食べてしまって、自己嫌悪に陥った体験は殆どの方が持っています。

赤ちゃん時代には成長していく勢いが生命力として与えられています。
僅かな甘味を素に作られた人類のお母さんの母乳によってじっくり時間をかけて育まれていきます。生まれた時の体重が2倍になる機関は人間が120日、うさぎはわずかに8日間です。弱い動物は逃げ足が速くないと肉食動物のえさになってしまいますから、足を育てていけるように母乳の成分は栄養豊かでミネラル、脂肪分などが多い母乳を飲ませて育てていきます。

しかし、遺伝子によって終わりが決められている生物は、老齢になると徐々に代謝力が落ちていきます。
反面老後を生きていくための厳しい精神状態に耐えなくてはなりません。
自然に即エネルギーになる甘いものを好むようになるのだと思います。
エネルギー消費の最も高い脳細胞に送り込むブドウ糖の補給を急がなくてはなりません。低血糖症は脳細胞を破壊しかねないものですから、本能的に甘いもので補給を行っているのです。

実社会と絶えず関係を持っていくためには、強いストレスにも耐えなくてはならない場面がたくさんあります。家庭内に居ても人間関係でストレスは絶えず降りかかってきます。

甘いものが欲しい老人の生理現象を、理解していく必要があると思います。
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